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外出先のWi-Fiで仕事をするときの備え ― 個人向けVPNでできること、できないこと
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出張先のホテルやカフェのWi-Fiで、請求書や見積もり、会計ソフトの画面を開く。社長の仕事では普通の光景です。ただ、フリーWi-Fiは通信をのぞき見される危険と隣り合わせです。同じ名前の偽のWi-Fi(なりすまし)を用意して端末を接続させ、やり取りを盗み見る手口も知られています。
ここで効くのが、通信を暗号化する「個人向けVPN」という道具です。一方で、ニュースで聞く「VPN機器から侵入された」という話は別物です。警察庁サイバー警察局のまとめでは、2026年上半期のランサムウェア被害で、侵入の入口はVPN機器などのネットワーク機器が約半数を占めていました。あちらは「会社のネットワークに入るための装置」の話で、この記事で扱う個人向けVPN(通信を暗号化するサービス)とは役割が違います。混同したまま導入すると、守りたかった場所と違う場所にお金を使うことになります。
先に結論
- 個人向けVPNが守るのは「外出先の通信」。フリーWi-Fiでの盗聴対策が主目的です
- 会社のサーバーや社内PCに入る仕組みにはなりません。それはVPNルーター等の別の仕組みの話です
- 始めるならNordVPNのベーシックプランで十分です。同時接続10台まで、30日間返金保証があります
まず、2つの「VPN」を混同しない
1会社の「VPN機器」と、個人向け「VPNサービス」は別物
見積もりや提案の場で「VPN」という言葉が出たら、どちらの話かを確認してください。役割がまったく違います。
社外から社内ネットワークに入るための装置です。弱点を突かれると侵入口になります。対策は、機器のアップデートと設定の見直しで、考え方は記事「セキュリティの最低限」と同じです。
端末とインターネットの間の通信を暗号化するサービスです。外出先で安全に通信するための道具で、会社の装置の代わりにはなりません。月額制のサービスを契約し、端末にアプリを入れて使います。
個人向けVPNでできること、できないこと
2守れるのは「通信の途中」まで
できること
- フリーWi-Fiでの通信の暗号化。メール、クラウド会計、ネットバンキングの盗聴対策になります
- 外出先やテレワークで、会社のクラウドサービスを比較的安全に使う下支え(二段階認証とセットが前提です)
- 海外出張先から、日本国内向けのサービスへアクセスする場面の確保
できないこと
- 社内PCや社内サーバーへのリモート接続そのもの。そこには別の仕組み(リモートアクセスの設計)が必要です
- ウイルス対策の代わり。付帯の脅威対策機能は補助と考えてください
- 会社のVPN機器の弱点への対策。あちらは機器側のアップデートの話です
NordVPNの始め方
3申し込みから「外出先ではオン」まで3手順
- プランを選んで申し込む:公式サイトで契約します。プランの見方は次の項目にまとめました。
- 使う端末にアプリを入れる:PC・スマートフォン・タブレットに公式アプリを入れ、契約したアカウントでサインインします。
- 外出先では作業前に接続をオンにする:フリーWi-Fiにつないだら、仕事を始める前にアプリで接続します。自動接続の設定にしておくと、つなぎ忘れを減らせます。
社長自身のノートPCとスマートフォンで試し、速度と使い勝手を確認する
「カフェやホテルのWi-Fiでは必ずオン」が、外出する社員の端末までそろっている
1つのアカウントで同時に10台まで接続できます(公式仕様、全プラン共通)。従業員5〜50名の会社でも、全員が常時使うわけではありません。社長の端末一式と、外回りの営業・経理の端末からそろえれば、1契約で足りる会社は多いはずです。10台を超えて使う場合は、台数分の追加契約を前提に費用を見てください。
料金の見方 ― 「月額いくら」だけで選ばない
4ベーシックプランを、1年の総額で見る
NordVPNの公式サイトの表示(2026年10月31日確認、ベーシックプラン)をもとに整理します。表示はドル建てで、実際の請求額は円・為替で変動します。
- 1か月プラン:$14.99/月 ― いちばん割高。試すための入口です
- 1年プラン:初回15か月分(1年+3か月延長)で$74.85、月換算で約$4.99
- 2年プラン:初回27か月分(2年+3か月延長)で$94.23、月換算で約$3.49。月換算はいちばん安くなります
- 更新時の目安:$139.08/年(ベーシック) ― 初回の割引が外れた金額です。長期プランは「2年目以降はこの金額」と見て判断してください
安全な進め方は、30日間返金保証の範囲でまず試し、速度に問題がなければ長期プランへ移る順番です。プランはベーシック/コンプリート/プライムの3種がありますが、VPNの性能と同時接続10台は全プラン共通で、上位プランはパスワード管理やクラウドストレージ等の付帯機能の差です。VPNだけが目的であれば、ベーシックで足ります。
外出先の通信を守りたいだけの場合。付帯機能は、すでに使っている道具と重なることが多いです。
パスワード管理の道具がまだ会社で決まっていない場合など、付帯機能ごと置き換える前提で比べるときだけです。
よくある質問
会社のテレワーク用VPNとは、どう違うのですか?
目的が違います。テレワーク用は「社内に入る」ための仕組みで、この記事の個人向けVPNは「外出先の通信を守る」ための道具です。社内のファイルサーバーに外からアクセスしたい場合は、個人向けVPNではなく、リモートアクセスの設計として別に検討してください。
全社員分を契約する必要がありますか?
同時接続は1アカウント10台までです。外出先のWi-Fiを使う機会がある役職(社長、営業、経理など)の端末からそろえ、足りなければ追加する進め方で構いません。据え置きのオフィスPCには原則不要です。
接続すると通信は遅くなりますか?
暗号化の分だけ、わずかな速度低下は起こりえます。実務では、30日間返金保証の範囲で自分の回線・端末で試し、クラウド会計やWeb会議に支障がないかを確認してから長期プランに進むのが確実です。
PRこの記事のNordVPNへのリンクはアフィリエイトリンクです。料金・仕様は2026年10月31日にNordVPN公式サイトで確認した内容で、価格はキャンペーンや為替で変わります。申し込み前に公式サイトの現在の表示をご確認ください。